モビリティの進化が未来を変える

柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に

三井不動産株式会社とセンスウェイ株式会社が千葉県の柏の葉スマートシティで取り組む、IoT普及・活用を目指す「柏の葉IoTビジネス共創ラボ」 で、てスマートオフィス・ワーキンググループを設立、実証実験を始めた。

ビジネス 企業
柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に
  • 柏の葉スマートシティでIoT駆使したオフィス空間の実証実験 複数データを遠隔から一元確認可能に

三井不動産株式会社とセンスウェイ株式会社が千葉県の柏の葉スマートシティで取り組む、IoT普及・活用を目指す「柏の葉IoTビジネス共創ラボ」 で、てスマートオフィス・ワーキンググループを設立、実証実験を始めた。

柏の葉スマートシティは、世界の課題解決型街づくりのモデル構築を目的に、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つをテーマに、柏市や三井不動産が中心に公民学連携でスマートシティ構想を推進。2018年6 月には「柏の葉IoTビジネス共創ラボ」が設立され、柏の葉エリアに構築されたIoT実証フィールド環境を活用したIoT技術の普及や活用、IoTビジネスの機会創出を目指し、実証実験に取り組んできた。

今回の実証実験では 、柏の葉スマートシティのイノベーション創出拠点「柏の葉オープンイノベーションラボ(KOIL)」の執務空間内で、コワーキングオフィスの換気状況、在席状況、トイレの空き状況の可視化、体温・マスク着用検知のシステム導入を行う。センスウェイのIoT 通信プラットフォームサービス「SenseWay Mission Connect」とMicrosoft Azureを活用し、1台のIoTゲートウェイで複数フロアのカバーが可能になり、センサーを通じて集めた様々なIoTデータを一つのクラウドサービス上で一元的に管理・閲覧可能にした。

この事業において、三井不動産はKOILでの実証実験環境提供と現場での実現サポートを行い、センスウェイはセンサーとネットワークを組み合わせたIoTソリューションを提供し、2020年9月から順次開始しており、今後、今回の実証の結果も踏まえ、柏の葉エリアや三井不動産運営の他物件への導入も検討していくという。

【取り組み概要】
1. オフィス換気状況の可視化
室内の二酸化炭素濃度を計測して濃度ごとに色別に表示し、適切な換気タイミングを可視化。執務空間内に設置した複数の温度・湿度・二酸化炭素の計測センサーから集めたデータを SenseWay Mission Connect と Microsoft Azure の連携によりクラウドへ集約し、データの可視化を行う。KOILの1階入口と6階KOILパークに設置されたデジタルサイネージへ表示し、リアルタイム確認できるようにすることで、適切なタイミングで換気を実施するなど、安全なオフィス環境維持への活用が可能になり、利用者の個室利用の際の注意喚起にもつなげるという。
今後は、同画面をKOIL利用者が閲覧可能な会員限定サイトで、パソコンやスマートフォン上でも閲覧できるアプリケーションの提供を行う予定で、換気状況のデータを蓄積し、他のセンサーによる会議室の利用状況データと合わせ、面積当たり上限人員数の設定や利用間隔の管理効率化による快適なオフィス空間の維持につなげることを目指す。

2.コワーキングオフィスにおける在席状況の可視化
コワーキングオフィスの座席利用状況や会議室の空き状況を、KOILの1階入り口と6階KOILパークに設置されたデジタルサイネージへ表示し、リアルタイム確認できる。デスク裏面に設置したセンスウェイ独自開発の人感センサーが座席の着席者の有無を検知し、集めたデータをSenseWay Mission Connect と Microsoft Azure の連携でクラウドに集約し、データの可視化を行っている。
センスウェイが開発した人感センサーは、着席・離席の検知に加え「人がその場に居続けること」までセンシングでき、より精度の高いデータ集積が見込めることから、コワーキングオフィスの稼働率の高い座席やその時間・曜日、予約された会議室の実際の稼働状況等も把握でき、将来的には座席の配置計画等への活用が可能になる。今後は、KOIL利用者が閲覧可能な会員限定サイトで閲覧できるアプリケーションを提供し、利用者が混雑を避けることができるようになるという。

3.トイレ空き状況の可視化
トイレ個室の空き状況 を、KOILの1階入り口と6階KOILパークに設置されたデジタルサイネージへ表示し、リアルタイムで確認できる。トイレの個室ドアに設置した人感センサーがトイレの空きを認識し、データをSenseWay Mission Connect と Microsoft Azureで連携、クラウドへ集約し可視化を行う。施設管理者向け画面では、トイレの各個室の利用時間も把握できるため、効率的な清掃タイミングの調整、体調不良者の発見、長時間滞在者に対する対処に繋げることが可能となる。今後は、KOIL利用者が閲覧可能な会員限定サイトで閲覧できるアプリケーションの提供を行い、利用者が混雑を避けることができるよう利便性向上を図る。

4.サーモカメラによる入館者の体温・マスク着用検知
エッジAI技術を搭載したサーモカメラ「EG Keeper」をKOIL入口に設置し、入館者の迅速な検温、マスク着用の有無を判別する実証実験を行う。このサーモカメラは、超高速エッジ・コンピューティングによるAI機能を内蔵し、0.3秒で体温を測定しディスプレイに表示する。このカメラの測定精度は実際の皮膚表面の体温との誤差が±0.2度に留まるなど非常に高性能で、マスク着用の有無も同時に判断でき、赤外線センサーとLED照明で暗所でも使用可能で、マスクやヘルメット着用時でも検温ができる。設置施設の特性によっては、マスク非着用の場合や高熱体温の場合のアラート等による発信も可能なため、入場制限が必要な施設での無人対応活用も期待される。
今後は、柏の葉IoTビジネス共創ラボに参画する柏魚市場株式会社でも、従業員の検温・マスク着用確認の自動化と収集データのクラウド送信にで、従業員の健康管理に繋げる取り組みも検討されている。

《中島 丈晴》

編集部おすすめの記事

特集