モビリティの進化が未来を変える

VWグループ、AIに特化した研究開発施設を開設…デジタル化や自動運転に対応

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は3月25日、AI(人工知能)に特化した研究開発施設を米国デトロイトに開設した、と発表した。

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フォルクスワーゲングループのAI(人工知能)に特化した研究開発施設「AIデトロイト」の業務内容イメージ
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フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は3月25日、AI(人工知能)に特化した研究開発施設を米国デトロイトに開設した、と発表した。

この研究開発施設は、「AIデトロイト」と呼ばれる。フォルクスワーゲングループが持つ膨大なデータを活用し、フォルクスワーゲン、アウディ、ベントレーなど、フォルクスワーゲングループのさまざまなブランドが緊密に連携しながら、将来の自動車の開発、製造、販売に生かしていく。

AIデトロイトのプロジェクトのひとつが、製品の品質をさらに向上させるために行う数十万の文書の自動分析だ。デトロイトAIのチームは、各種レポートや顧客からのクレームを分析して類似性とパターンをチェックするAIベースの自然言語処理テクノロジーを開発した。この分析は、フォルクスワーゲンのエンジニアが起こりうる品質問題を迅速に検出し、製品開発の初期段階にフィードバックするのに役立つという。

車両がデジタル接続され、自動運転などの将来のテクノロジーのために、より多くのデータを必要とするにつれて、AIソリューションに対するニーズが高まる。フォルクスワーゲングループは、AIのハブをデトロイトに開設することにより、自動車産業やモビリティの未来を形作りたいと考えている研究者や開発者を引き付けていくという。

なお、フォルクスワーゲングループは、AIが従業員に取って代わることを意図するものではない。巨大なデータからパターンを見つけるなど、AIが得意とすることをAIに任せる、としている。
《森脇稔》

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