モビリティの進化が未来を変える

三菱商事とマップルが「スマートシティ会津若松」で移動需要創出に向けた実証実験へ

三菱商事株式会社と株式会社昭文社ホールディングスの子会社・株式会社マップルが、福島県会津若松市が掲げるスマートシティで、一般財団法人会津若松観光ビューローの協力の下、地域の移動需要創出に向けた実証実験を始めた。

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三菱商事とマップルが「スマートシティ会津若松」で移動需要創出に向けた実証実験へ

三菱商事株式会社と株式会社昭文社ホールディングスの子会社・株式会社マップルが、福島県会津若松市が掲げるスマートシティで、一般財団法人会津若松観光ビューローの協力の下、地域の移動需要創出に向けた実証実験を始めた。

両社は、両社のノウハウとHERE Technologies社の位置情報技術を融合した観光サービスの共同検討に関する覚書を締結。三菱商事は、位置情報及び、位置情報技術のプラットフォーム「HERE」のデジタル技術を活用した位置情報サービスのリアルビジネスへの実装と各地方の観光業向けを中心とした横展開によるノウハウを蓄積。マップルは、地図や観光コンテンツを活用した地方活性化を推進する。

将来的には、今回の会津若松市での取組を発展させ、地域の魅力や観光の楽しみ方を搭載したコンテンツとモビリティを組み合わせた移動サービスを構築し、デジタル・リアル双方から多様なサービス・事業者との連携が可能となる地域移動サービス基盤を作り出すことを目指すという。

今回、両社は、「地域の魅力的な周遊コンテンツ配信と移動を支援するレンタサイクルの予約サービス提供」と「ユーザーの移動情報の可視化・分析」を行う実証実験を実施する。

三菱商事は、「スマートシティ AiCT(アイクト)」に2019年から三菱商事デジタルイノベーションセンターを開設。会津若松市の連携事業者としてスーパーシティ構想の推進に参画。モビリティ部会の座長として、AiCTでの同領域のDX事業化と、移動サービス群の構築を推進している。今回の実証実験は同サービス群の一つと位置付け、AiCT入居企業との協業や、多様な都市データとの連携、位置情報の活用などで、地域の移動需要の創出と地域のネットワーク・コミュニケーションの活性化を目指すという。また、AiCT事業者のうち、オリックス株式会社・オリックス自動車株式会社が、LPWA・GPS機器を通じた位置情報活用、株式会社東海理化がネックデバイスを通じたナビゲーションで、実証参加を検討している。

マップルは、地方創生に対し、地図や観光コンテンツを活用した情報発信やプロモーションに加え、昨年からアプリケーションから取得するユーザーデータを活用した観光客分析プラットフォーム「Travelers’ Mind(トラベラーズマインド)」をベースに、流入人口の増大、域内回遊や域内消費の活性化を推進している。今回の取組みでも会津若松市エリアの観光客動向を「Travelers’ Mind」で可視化・分析し、観光活性化に向けた観光客の行動変容を促す取組みを行うという。

【三菱商事株式会社 概要】
本社所在地:東京都千代田区丸の内 2-3-1
創立:1954 年
事業内容:天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
代表者:代表取締役社長 垣内威彦

【株式会社昭文社ホールディングス 概要】
本社所在地:東京都千代田区麹町3-1
創立:1960年
事業内容:グループ全体の経営戦略立案、企業価値向上および不動産事業、物流事業等を展開
代表者:代表取締役社長 黒田茂夫

【株式会社 マップル 概要】
本社所在地:東京都千代田区麹町3-1
創立:2019年
事業内容:地図・ガイド情報等を基にしたデジタルデータベースの企画・制作・販売・使用許諾及び、それらを活用したサービスの提供
代表者:代表取締役社長 黒田茂夫

《中島 丈晴》

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